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pal stage

名前の変えられる部屋

そろそろマイホームが欲しいなあと考え始めた時、まず初めにどんなことを思い描きますか?

 

 

家の大きさ?

住宅資金?

家を建てる地域?

おしゃれなインテリア?

 

中には間取りや部屋数などを気にされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

「寝室」、「リビング」、」「ダイニング」・・・

子供部屋はいくつ必要だろうか・・・客間は?和室は?

などと「名前の付いた部屋」とその数にこだわってはいませんか?

 

「部屋」の語源は、別々に隔てた家の意味から「隔屋・戸屋(へや)」となったと言われています。

 

また、「リビング」は20世紀初め頃のアメリカが発祥で、来客をもてなす部屋として使用されていました。

ゲストルームの意味合いが強かったのですね。

しかし現在では家族が一緒に過ごす場所として使うようになっています。

 

日本では江戸時代以前には居間が存在していましたが、現在のように家族で過ごす場所ではなく、一家の主人が過ごす場所として使われていました。

その後、西洋式の生活習慣を取り入れるようになり、主人だけが過ごす居間は、家族がそこで一緒に食事をする団らんの場所へと変化してきたと言われています。

 

 

さらに現代では食事をするのは主に「ダイニングルーム」で、「リビング」は家族がくつろぐ場所という認識へと変わってきました。

 

ダイニングルーム

リビング

 

しかし、それってあまりにも「部屋の名前」にとらわれすぎているとは思いませんか?

 

例えば、食事はいつもダイニングルームで摂らなければならないという決まりはどこにもありません。

 

お天気の良い日には、テラスやベランダ、景色の良い客間でランチをしたって良いと思うし、

子供部屋で、学校での出来事を聞きながら、ピクニックの様におにぎりを食べるのも楽しいと思います。

 

 

でも、そんな時、「客間」、「子供部屋」という言葉がそういった行動を躊躇させてしまうのではないでしょうか?

 

このように、「部屋の名前」が部屋の使い方を制限してしまっているような気がします。

 

そもそも、暮らしはライフステージによって変化して行きます。

 

夫婦2人だけだった生活が子どもが生まれて家族が増え、子供が巣立ってまた夫婦だけに・・・

 

もしかしたらこの間にも単身赴任や両親との同居があるかもしれません。

そして、定年退職後は家中心の生活になる・・・といったように、必要な部屋数や間取りなども変化するはずです。

 

 

そう考えると、「名前の付いた部屋」にこだわることなく、ライフステージの変化に応じて「名前の変えられる部屋」をつくる方が良いのではないでしょうか?

 

パルステージでは、「名前の付いた部屋」にこだわることなく、お施主様の暮らしに合わせた豊かな「空間」を提供したいと考えています。

 

「空間」とは、部屋としての機能だけでなく、光や空気、自然とのつながりを意識した広がりのある世界の事だと思っています。

 

そこに住む人が、その空間を自由な発想で使うことが出来てこそ「豊かな暮らし」が実現できるのではないでしょうか。

 

R.

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