本文までスキップする

pal stage

住宅まめ知識 -ベランダ・バルコニー・テラス・パティオー

ベランダとバルコニーの違いについてご存知ですか?

 

ベランダの定義は、二階以上の階に建物本体から飛び出すような形で設けられた屋根の有る空間となります。

洗濯物を濡らさずに干せる場所は、バルコニーでは無く、ベランダなのです。

 

 

一方バルコニーはベランダと同様のスペースですが、大きく異なるのは屋根がないことです。

 

 

 

 

ルーフバルコニーと呼ばれるものは、下の階の屋根=ルーフを利用したもので、通常のベランダやバルコニーよりも広い場合が多いです。

 

劇場にもバルコニー席ってありますよね。

 

また、サービスバルコニーといってエアコンの室外機やちょっとした物置として使われるだけの狭いものもあります。

 

他にも装飾的な意味合いが強く、利用目的を明確に持たずに設けられていることもあります。

マンションのように重なっている住戸の場合、上階のバルコニーの床が下階のバルコニーの屋根の役割を担っているような場合には、下階をベランダと呼び、上階をバルコニーと呼びます。

上階にも屋根が有る場合には、上階もベランダと呼びます。

 

 

今年の外出制限期間中のヨーロッパでは、外の空気でリフレッシュするために、集合住宅のバルコニーで楽器演奏したり、合唱する人たちの姿がニュースで報じられていましたよね。

 

 

テラスとは1階に設けられた、地面から一段盛り上げられた場所のことを言います。

 

語源はフランス語の「terrasseテラス=盛り上げた土」で、それが人工的に盛り上げられた物でも、自然に盛り上がっている物でも同じ「テラス」と呼びます。

室内とは扉や掃き出し窓で繋がり、室内と外とを繋ぐ大切な空間となります。

 

 

カフェ等で「テラス席」と呼ぶオープンエアな席がありますが、席の上に屋根が有るか無いかは、席の呼び名に影響を与えません。これは家に設けたテラスの場合も同じで、屋根の有る無しに、呼び名は影響を受けません。

ですが、本当はテラスは屋根がないスペースの事なので、2階以上の屋根付きスペースは「ベランダ」と呼ぶのが正解です。

ちなみに、テラスハウスのテラスとは全然違った意味です。

 

 

パティオとはスペイン語の「patio=中庭」が語源で、住宅における中庭や裏庭のことを指すことを指します。

最近の集合住宅では、住居者だけに開かれた共同スペースであったり、近隣の人々にも開かれた公共スペースもパティオと呼ばれることもあります。

 

以上、住宅まめ知識でした^^

 

R.

 

 

資料請求