
天井断熱と屋根断熱 家づくりで知っておきたい応用知識
お世話になっております。パルステージの倉岡です。
本日、9月8日現在ですが、いやー、暑いです。日の入りは以前より早くなったと感じるのですが、気温はどこ吹く風です。
昨年同様、10月に突然寒くなるのでしょうか?もう少し春、秋を感じたいと思う今日この頃です。
前回、床下断熱と基礎断熱について書いたので、断熱シリーズということで、天井断熱と屋根断熱の違いについて書いていこうと思います。
(前回ブログもよければ合わせてご覧ください。)
前回ブログ→ 床下断熱と基礎断熱 家づくりで知っておきたい応用知識 | 株式会社パルステージ|神戸の工務店
天井断熱と屋根断熱の違い
天井断熱と屋根断熱では、(床下断熱と基礎断熱の違いと同様に)断熱材を葺く位置が違います。
図にすると下記のようになります。グレーで色付けしている箇所が断熱材です。
それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
天井断熱のメリットとデメリット
天井断熱(てんじょうだんねつ)
= 居住空間と屋根裏の間(天井)に断熱材を入れる方法
○メリット
- コストが比較的安い:断熱範囲が屋根断熱より狭いため、材料・工事費が抑えられる。
- 施工が簡単:リフォームや新築どちらでも比較的対応しやすい。
- 点検しやすい:屋根裏にスペースがあるので、後の点検や補修も比較的楽。
× デメリット
- 屋根裏が暑くなる:夏場は50~70℃以上になることも。
- 冬場の結露対策が必要:温度差が大きくなるため、湿気対策を怠るとカビや腐食の原因になる。
- 屋根からの熱の侵入にやや弱い:屋根全体が外気に近いため、強い日差しの影響を受けやすい。
屋根断熱のメリットとデメリット
屋根断熱(やねだんねつ)
= 屋根面そのもの(屋根材のすぐ下)に断熱材を入れる方法
○メリット
- 屋根裏空間も快適に使える:断熱層が外側にあるため、屋根裏が高温になりにくい → 書斎や収納として活用しやすい。
- 夏の遮熱性能が高い:屋根表面からの熱を直接防ぐので、室温上昇を抑えやすい。
- 省エネ性が高い:エアコン効率が良くなり、冷暖房費を抑えられる可能性あり。
× デメリット
- 天井断熱より施工費が高い:施工範囲が広く、材料・手間もかかる。
- リフォームでの施工は難易度高め:既存住宅で屋根断熱に切り替えるのは大がかりになりやすい。
- 施工ミスの影響が大きい:気密・断熱に失敗すると結露や劣化のリスクあり。
天井断熱と屋根断熱 まとめ
今日は、天井断熱と屋根断熱の違いをまとめました。
パルステージは、部屋裏空間を利用できる屋根断熱を積極的に採用しています。
(もちろん天井断熱も施工可能です。)
個人的にも「天井裏の空間も利用していただくと、お家がかっこいいのでは!」と思っています。
天井断熱と屋根断熱の違いをまとめてみました。選んでいただくときに参考になれば幸いです。
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
Kuraoka
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